2005年4月対談
「女性である時間が長いということは、女として生まれた人生をより謳歌するということ。」
松林院長
とまと...先生、アタシね、大昔にこのオッパイ作ってもらったの。まだ何ともないかしら。(いきなり豊胸手術体験を暴露してくれたとまとさんでした。谷間がセクスィです)
院長...ちょっと触らせてもらっていいですか?ハイ、まったく問題ありません。
とまと...シリコンを入れる分量も自由に決められるんですね。180ccがいいといわれたんですけど。ちょうど片方に牛乳コップ1杯入れたって大きさ。300ccとかも入れられるそうだけど、あんまり大きくてもねぇ。180ccだと好きな男の人の手に収まるくらいがいいと思って。
院長...でも、昔の豊胸は術後のマッサージが痛かったでしょう?
とまと...そうなの。オッパイを上に上げるマッサージ。マジ痛かった。座薬入れて、笑気(亜酸化窒素)嗅いで、力んでしまうからとオシボリ噛まされて。血はタポタポって感じ。
院長...今はそのマッサージがいらないんです。とまとさんは筋肉の下にシリコンを入れていると思うのですが、今は筋肉の上に入れられるようになったためです。包帯も1週間で取れますよ。
とまと...そうらしいですね?。アタシの頃は出来上がりまで3ヵ月っていう時代。もう、革製品じゃないんだからぁって感じ。
院長...以前全身麻酔でしたが、今は部分麻酔ですしね。術中は患者さんに鏡を見ていただきながら、希望を聞きながらということが可能なんです。
とまと...モニター見ながら車庫入れできるあの車と一緒ねっ。ところで、先生、オッパイに理想の形ってあるんですか?アタシ、お椀型なんですけど。
院長...それが洋の東西を問わず、理想とされ続けてきた形があるんです。個人的な好みでもあるのですが、いわゆる釣鐘型という形。ミロのビーナスがそうですよね。首から乳首までがスーッとなだらかで、下から持ち上げられて乳首がツンとしている形です。
とまと...お椀型のアタシはどうなるの?。ま、彼もココントコずっといないからいいんだけど。
院長...でも、彼のためにというより、自分のために来る人もかなり多い気がしますね。結婚してる方が夫に内緒で来たりというケースもあります。もちろんダンナさんのために、という方もいらっしゃいますよ。
―(ダンナさんにはバレないものなんですか?というスタッフからの質問あり)
院長...触ってもまずわからないと思います。わかるとすれば、我々のような専門家かよほどのマニアです(キッパリ)。
とまと...考えてみたら、アタシもそうね。若いときは何もしなくても若いってだけでキレイじゃない?アタシが豊胸したのは26歳のときだったんだけど、若いキレイな子が劇団にどんどん入ってきて、ちょっとは気を使わなきゃと思ったのがきっかけ。
でも、胸をつくって後悔まったくなし。自信ができて、大胆な服も着るようになったんです。若いときに胸元が開いた服を着るより、40代後半、50代、60代で平気で谷間を見せた服を着るほうがステキ。自信がその人の存在自身を美しくしている気がします。
院長...女性で輝いている期間を長くするということは、大切なことだと思いますよ。
とまと...アタシ、実は顔もちょっとお直ししていただいた んですが、キレイになることで出てくる言葉も違ってくるんです。ここまでいうと、キツイな、オカマになるなという一歩前で抑えるようになったの。それまでは思いっきりオカマゾーンだったのが、今はフライングなしでオンナゾーンをキープできてる感じね。
院長...とまとさんはご自分に対して自信を持っていらっしゃる所が、やわらかいしぐさや言葉に現れていて、とても美しいと思います。
とまと...アタシ、人権問題の講演会で講演することもあるんだけど、そこにきているおばちゃんたちにも言うのよ。"おばちゃん"という呼び名自体が人権を踏みにじってるって。これって、最初はイカだったのが、干し物になったとたんスルメと呼び換えられるのと同じじゃない?まだ十分、土台があるのに自分で干物に近づいているおばちゃんも多いでしょ。人間は80%水でできているんだから、自分で水をやらなきゃ。パスパスしてちゃダメ。
院長...美容整形は別人になるというよりも、若い頃に戻す、アンチエイジングの側面やご自分に自信をつける精神面のプラスという傾向が大きいんですよ。
とまと...若い頃の時間や自信をお金で買えるならいくらでも出すという人がいるけど、それができるのがココなのよね。