
脂肪冷却と脂肪吸引の違い|ダウンタイム・適応・部分痩せの選び方

「お腹や太もも、二の腕など、ダイエットをしても気になる部分の脂肪がなかなか減らない」と感じて、医療痩身を検討する方は少なくありません。なかでも比較されることが多いのが、メスを使わない「脂肪冷却」と、外科的な施術である「脂肪吸引」です。
どちらも部分的な脂肪にアプローチする施術ですが、施術方法やダウンタイム、変化の現れ方、選択肢になりうるケースは異なります。この記事では、当院で行っている脂肪冷却「クリスタル」と脂肪吸引について違いを整理し、部分痩せの選び方を解説します。
なお、効果やダウンタイムには個人差があり、どの施術が適しているかは医師の診察で判断します。施術を検討する際の参考としてご覧ください。
目次
脂肪冷却は、専用の機器で皮下脂肪を冷却し、脂肪細胞の減少を目指す施術です。
当院で導入している「クリスタル」はフランス・デレオン社製の冷却脂肪分解機器で、アプリケータと呼ばれるカップを施術部位に装着し、吸引しながら脂肪を−2〜−9℃まで冷却します。冷却によってダメージを受けた脂肪細胞は、時間をかけて代謝により体外へ排出されていくとされています。皮膚を切開しない施術のため、麻酔を使わずに行います。
脂肪吸引は、皮膚に小さな切開を加え、カニューレ(脂肪を吸い出すための細い吸引管)を挿入して皮下脂肪を吸引する外科的な施術です。当院では直径1.6mm〜6mmまでの数十種類のカニューレから、部位や体型に合わせて使用するものを選択しています。
大きな違いは「脂肪を減らす仕組み」と「変化を確認できるまでの経過」です。
脂肪冷却は、冷却した脂肪細胞が時間をかけて排出されていく施術のため、変化は施術後しばらくしてから徐々に現れます。
一方、脂肪吸引は施術中に脂肪を直接取り除きますが、術後は腫れやむくみが生じるため、仕上がりは回復の経過とともに確認していくことになります。どちらも、変化の程度や現れ方には個人差があります。
当院のクリスタルは、次のような流れで行います。
施術中は読書やスマートフォンを見るなどして過ごせます。
施術後4〜6週間ごろから変化が出始め、8〜12週間後が最終的な結果の目安です。ただし、変化の程度や時期には個人差があります。
脂肪冷却は体重を大きく減らすための施術ではなく、気になる部分のボディラインを局所的に整えることを検討する施術と考えるとよいでしょう。
施術当日から洗顔・メイク、シャワー・入浴、運動が可能とされています。また、施術後から翌日にかけては、脂肪の排出を促すために水分を2L以上とるよう案内しています。
起こりうる副作用として、吸引部の赤み・腫れ・内出血・軽度のしびれがあります。赤みや内出血は体質によって出る場合があり、時間とともに落ち着いていきますが、症状が気になる場合は医師に相談しましょう。
◆治療が受けられない方
◆注意が必要な方
不安のある方は、カウンセリングの際に医師へご相談ください。
施術内容や注意事項の詳細は、脂肪冷却「クリスタル」の施術内容・注意事項を見る、クリスタルの施術の流れを詳しく見るでもご確認いただけます。
当院の脂肪吸引は、チューメセント法で行います。チューメセント法とは、局所麻酔・血管収縮剤・pH調整液・生理食塩水を混ぜた液を皮下脂肪層に注入し、脂肪を軟らかくしてから吸引する方法です。吸引部位の麻酔と止血の効果を促し、脂肪層を確認しやすくする目的があります。
施術は、医師が施術部分にマーキングを行い、患者様と最終確認をするデザインから始まります。
局所麻酔の後、カニューレを挿入して脂肪を吸引し、挿入口を縫合します。施術時間は約30〜120分で、施術後はリカバリー室で休憩してから歩いて帰宅できます。
吸引する位置は部位によって異なり、顔は耳たぶの裏、二の腕は脇の付け根や肘、お腹はおヘソの中など、太ももは足の付け根などの目立ちにくい場所から行います。医師が脂肪の質・部位・皮膚の弾力を見ながら、希望するラインに合わせてデザインします。
考えられるリスク・副作用として次のものが挙げられています。
また、脂肪吸引ではまれに、血管内に脂肪が入り込むことによる重篤な合併症が起こる可能性もあります。
リスクの内容や対応について、カウンセリングで十分に説明を受けることが大切です。ダウンタイムや回復の程度は、部位・範囲・体質などによって異なります。施術内容や術後経過は脂肪吸引の施術内容・術後経過を見るでご確認ください。
脂肪冷却はメスを使わないため、ダウンタイムの心配はほとんどありません。
施術後はそのまま帰宅でき、当日からシャワーや運動も可能です。
一方で、吸引による赤みや腫れ、体質によっては内出血、軽度のしびれが出る場合があります。
脂肪吸引は外科的な施術のため、腫れ・内出血・痛みなどが生じます。
抜糸までは入浴を控え、術後3日間の固定と、その後3か月間の圧迫が必要です。激しい運動も最低1か月ほど控える必要があるため、仕事や運動、旅行などの予定への影響を考えておきましょう。
回復にかかる期間は、吸引する部位や範囲、体質によって異なり、一律には言えません。スケジュールに不安がある方は、カウンセリングで具体的な予定を伝えたうえで医師に相談してください。
メスを使わない方法を希望している、長い休みが取りにくい、時間をかけて徐々に変化していくことを受け入れられる、といった場合は、脂肪冷却が選択肢になりえます。ただし、皮下脂肪層が薄い方や、寒冷過敏症などの持病がある方は注意が必要とされています。
気になる部位の脂肪を外科的に取り除くことを検討している、部位ごとのデザインを含めてラインを整えたい、術後の固定・圧迫や通院の期間を確保できる、といった場合は、脂肪吸引が選択肢になりえます。皮膚のたるみや凹凸などのリスクも踏まえて検討することが大切です。
脂肪冷却と脂肪吸引は、どちらが優れているというものではなく、目的や状態によって選択肢が変わります。自己判断で決めず、医師の診察で適応を確認しましょう。
| 項目 | 脂肪冷却(クリスタル) | 脂肪吸引 |
| 施術方法 | アプリケータで吸引しながら、脂肪を−2〜−9℃に冷却(1部位約50〜60分) | チューメセント法で、カニューレを用いて脂肪を吸引(約30〜120分) |
| メスの使用 | 使用しない(麻酔も使用しない) | 小さな切開から行う(局所麻酔、挿入口は縫合し7日目に抜糸) |
| 変化の現れ方・時期 | 4〜6週間ごろから出始め、8〜12週間後が目安(個人差あり) | 施術中に脂肪を取り除くが、腫れ・むくみが落ち着くにつれて確認していく(時期は個人差・医師への確認が必要) |
| ダウンタイムの傾向 | ほとんどないとされる。当日から帰宅・シャワー・運動が可能 | 腫れ・内出血・痛みあり。固定3日間、圧迫3か月、激しい運動は最低1か月控える |
| 起こりうる副作用・リスク | 吸引部の赤み・腫れ・内出血・軽度のしびれ | 腫れ・内出血・感染・血が溜まる・取り残し・陥没や凹凸・しびれ・皮膚のたるみ・色素沈着・傷あとの変化・皮膚の壊死・テープかぶれなど |
| 適応の考え方 | メスを使わずに局所的なラインを整えたい場合の選択肢。皮下脂肪層が薄い方などは注意が必要 | 部位の脂肪を外科的に取り除くことを検討する場合の選択肢。部位・範囲・皮膚の状態などを医師が判断 |
| 施術後の注意点 | 施術後〜翌日は水分を2L以上とる | 当日は運転を避ける。シャワーは翌日、入浴は抜糸後から |
※効果・経過には個人差があります。詳細は診察時に医師へご確認ください。
費用面では、脂肪吸引は身長・体重によって料金が変動するため、詳しくはカウンセリング時にご確認ください。
最新の料金は痩身メニューの料金一覧を見るでご確認いただけます。
A. 一律には言えません。脂肪冷却は施術後4〜6週間ごろから変化が出始め、8〜12週間後が目安とされています。脂肪吸引は施術中に脂肪を取り除きますが、術後の腫れやむくみが落ち着くにつれて変化を確認していきます。いずれも個人差があります。
A. 当院では、施術後はそのまま歩いて帰宅でき、当日からシャワーや運動も可能とご案内しています。ただし、赤みや内出血、軽度のしびれが出る場合があります。お仕事の内容によって気になる点がある場合は、事前に医師へご相談ください。
A. 部位・範囲・体質によって異なるため、一概には言えません。当院では、術後3日間の固定、その後3か月間の圧迫、7日目の抜糸をご案内しており、激しい運動は最低1か月ほど控えていただきます。
A. 部位の状態や施術歴によって判断が異なります。脂肪冷却は、施術部位に最近手術を受けた場合や瘢痕組織がある場合に注意が必要とされています。組み合わせや順序を検討している場合は、医師にご相談ください。
A. どちらも気になる部位の脂肪にアプローチする施術で、体重を大きく減らすことを目的としたものではありません。施術後の体型の維持には、食事や運動などの生活習慣も関わります。
A. はい。カウンセリングで、気になる部位や脂肪の状態、ご希望、スケジュールなどを伺い、医師が適応を確認します。院長直通メール相談やメール予約、LINE予約、お電話(092-736-1166)からお問い合わせいただけます。
脂肪冷却は、メスを使わずに皮下脂肪を冷却し、時間をかけて徐々に変化していく施術です。
脂肪吸引は、カニューレを用いて脂肪を取り除く外科的な施術で、術後の固定・圧迫などのダウンタイムがあります。
どちらを選ぶかは、施術部位や脂肪のつき方、皮膚の状態、希望する変化、体質、許容できるダウンタイムなどによって異なります。
まずは脂肪冷却「クリスタル」のページや脂肪吸引のページで施術内容をご確認のうえ、当院のカウンセリングで医師に相談し、ご自身に合う方法を一緒に検討してください。